メールマガジン、DM、チラシ、広告などでコンバージョンを高めるには、キャッチコピーの工夫が有効です。
購買行動につながりやすいキャッチコピーを作るには、いくつかのコツを押さえる必要があります。メルマガやDMで使える、キャッチコピーの7つのコツを解説しますので、一生懸命キャッチコピーを考えても全然反応がない…といった悩みを抱えている方はぜひ参考にしてください。

(1)ターゲットを明確にする

多くの人に受け入れてもらいたいと思うあまり、ターゲットが絞られていないキャッチコピーは、結局誰の心にも刺さりません。
コンバージョンを高めるためには、ターゲットを明確にする必要があります。

キャッチコピーは見る人に「自分へのメッセージ」だと感じてもらうことが大切です。
ターゲットを明確にすることにより、他の誰でもない「あなた」に呼びかけるキャッチコピーが作りやすくなります。キャッチコピーを考える前に、どの範囲のユーザーに呼びかけたいのか、まずターゲットを選定する必要があります。ダイレクトレスポンスマーケティングの書籍では、よく2つの指名を入れるとより目を惹くと言われています。
「女性の方へ」ではなく、「女性でメガネをかけている方へ」や「50代の人へ」ではなく、「50代で視力が気になる方へ」などです。ターゲティングをすると、人数が減るような錯覚を感じますが、実は、その方が実際にチラシを見てくれる人は多いです。

(2)短く伝える

商品の良さを伝えるために、あれもこれもとキャッチコピーに盛り込みたくなる気持ちはよくわかりますが、キャッチコピーが長くなりすぎると逆に伝わりづらくなってしまいます。

たとえば、ヤフーニュースのトピックス一覧は、最大13文字という制限を設けています。一目でニュース内容がわかるように、13文字に制限しているそうです。
キャッチコピーも同じで、伝えたいことを絞り、短くまとめることで印象に残るようになります。文章を長くしてしまう失敗は、良い商品・サービスを扱っている方に多いです。おススメポイントを並列にいくつも並べてしまって、結局何も伝わりません。

(3)悩みや欲求の解決を提案する

顧客が商品を購入する大きな理由に、「しわ・たるみを目立たなくしたい」「肩こりを解消したい」といったような何かしらの悩みを解決したいという気持ちがあります。
そのため、商品でその悩みを解決できることをストレートに表したキャッチコピーは、遠回しなキャッチコピーよりも刺さりやすいです。

また、「効率良くお金を稼ぎたい」「できるだけ楽して合格したい」といったような欲求も大きな購買理由です。
その商品によってどんな悩みが解決されるのか、どんな欲求が満たされるのか、具体的な効果をキャッチコピーに盛り込んでみましょう。

(4)かかる時間・期間を示す

A:世界が変わる◯◯写真展
B:1秒で世界が変わる◯◯写真展

AとBのキャッチコピーは、「1秒」があるかないかの違いしかありませんが、時間を示したBの方が印象に残るのではないでしょうか。
時間・期間を示すときは誇張しすぎないように注意しなければなりませんが、かかる時間・期間を盛り込むことで顧客の興味を引きつけやすくなります。

(5)信頼性の高いキーワードを盛り込む

A:美容マニアが選んだ化粧水
B:美容の専門医が選んだ化粧水

Aのキャッチコピーは美容に詳しい人物が選んだのだろうな、という感じは伝わりますが、信頼性があるかと聞かれると、首をかしげてしまうでしょう。
Bの「美容の専門医が選んだ化粧水」というキャッチコピーの場合、「専門医」というキーワードが信頼性を高めています。
信頼性を高めるなら、「専門医」「職人」「プロ」といったキーワードを盛り込んでみましょう。

(6)問いかける

自分が抱えている悩みにぴったり当てはまっていると、気になってしまいますよね。
たとえば、ライオンの歯磨き粉デンターのCMで昔使われていた、以下のキャッチコピーがわかりやすい例です。

「リンゴをかじると歯茎から血がでませんか?」

「リンゴをかじると歯茎から血が出る」という限られたシチュエーションですが、顧客の抱えている悩みに訴えかける内容になっています。
もしかするとこのキャッチコピーを見て、実際にリンゴをかじって歯茎から血が出るか確かめた方もいるかもしれません。

問いかけることで親しみやすさも感じられ、最初に解説した「ターゲットを絞る」という点も押さえているので、ターゲットに刺さりやすいキャッチコピーになっています。

(7)購入後の様子をイメージさせる

顧客に購入後の様子をイメージさせるキャッチコピーは購買行動につながりやすいです。
満足感を得ている自分であったり、悩みを解決した自分であったり、商品を購入した後の自分の姿をイメージしてもらいやすいキャッチコピーを考えてみましょう。

おわりに

もし仮に、成約率1%の広告のキャッチコピーを改善して、2%に向上できたなら、それだけで広告の費用対効果が2倍に改善します。
よいキャッチコピーが生み出す効果はビジネスに大きなインパクトを与えますので、ぜひ今回紹介したコツを使って改善にチャレンジしてください。

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