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「うちの会社にブランディングなんて」と考えている中小企業は多いと思いますが、ブランディングは大企業や有名ブランドだけのものではありません。
中小企業もブランディングに取り組むことで、他社と差別化を図り、売上や知名度の向上につなげることができます!
ブランディングは無関係と思っている中小企業にこそ知って欲しい、中小企業がブランディングに取り組むべき4つの理由を解説します。

1.記憶に残り、リピートを促せる

トンボ鉛筆は「MONO」という消しゴムのブランドを展開しています。
消しゴムに「MONO」というブランドを加えることで、商品としての価値以外にブランドとしての価値を加えているのです。

もし、「MONO」というブランドがなく、単に「消しゴム」と書いてあったらどうでしょうか。
どんなに高品質な製品であったとしても、トンボの消しゴムは他社の商品に埋もれてしまい、「たくさんある消しゴムの中のひとつ」としか認識されないでしょう。

「MONO」というブランドを名付けたことで、他の製品との区別が容易となり、「この前の使い心地のよい消しゴム……そうそう、「MONO」って言ったっけ」という具合に記憶に残るようになったそうです。
そんな風に記憶に残れば、次回からはブランドを指名して購入してくれます。
消しゴムならMONO、というように、この商品ならこのブランドと思ってもらえれば大成功です。

MONO
画像:MONO

ちなみに、ブランドとはもともと古いスカンジナビア語の「Barndr(焼き付ける)」という言葉から来ているそうです。
「MONO」の事例はまさに原語どおりのブランディング成功例と言えるでしょう。

2.差別化し、同質競争から抜け出せる

2軒の居酒屋が並んでいるとします。商品構成や価格帯はそっくりで、外観や内装も優劣つけがたいものです。
このような場合、たまたま通りかかったお客様はどちらのお店を選ぶでしょうか?
なんの前提条件もなければ、確率は50%ずつでしょう。

しかし、一方のお店は普段から店員の接客がよく、料理もうまいと評判であったらどうでしょうか。
その場合は、十中八九評判のよい方のお店に来店するでしょう。
このお店は、「接客がよく料理がうまい店」としてのブランドを確立しているといえます。

ブランディングとは、このように普段からの活動によって安心感や信頼感を育てるものです。
CMを大々的に流したり、奇抜なデザインで訴求したりすることだけがブランディングではないのです。
このブランドなら安心、このブランドは自分の好みに合っている、といったことを消費者に感じてもらえれば、同質競争から抜け出すことができます。

3.新商品や新サービス、新店を試してもらいやすい

一度ブランドに対して安心感や信頼感を持った消費者は、そのブランドが冠された新商品や新サービスに対しても同様の感覚を持ちます。
フランチャイズ展開をしている飲食店などがよい例ですが、そのブランドであれば一定のクオリティが保たれると判断して、一度も利用したことがない支店でも安心して利用をするのです。

多店舗展開をしないBtoBビジネスモデルであっても同様です。
「●●さんのところは安心して取引できる」という評判や信頼を得られれば、新商品の売り込みや新規顧客の開拓も楽になっていきます。

4.口コミで広まっていきやすい

ブランドを持つ商品やサービスは、口コミで広まっていきやすいというメリットがあります。
ありふれた商品でも、ブランド名があれば人に教えやすいからです。
ブランド名が口コミで広まっていけば、さらにブランドの価値が高まっていきます。

ソーシャルメディアが普及した現在では、これまでになく口コミの拡散力・影響力が高まっています。
多くのファンを持つユーザーに取り上げられることをきっかけに、爆発的に拡散されることも珍しくありません。
ブランド名を考えるときはこれを意識して、「おぼえやすく」「わかりやすく」「紛らわしくない」名称にするとよいでしょう。