固定費は低く

サラリーマン生活を終え自分一人で仕事を始めてみると、必然的にお金の出入りに神経質になる。これまで通りボーっとしたままでいると、それこそ羽が生えたように貯金通帳の残高が減っていく。それでしばらくすると尻に火が付いたようになって焦ってくるのだ。ここはやはり収入と支出をしっかり管理しないといけない。

収入の方はサラリーマン時代、毎月一定額が決まって振り込まれるものと考えていたが、そもそもここからが間違っていたことに気付かされる。一人で仕事をし出すと、売り上げが悪ければ当然入ってくるものも来ないのだ。売り上げがそこそこあるはずと思っていても、顧客の方でトラブルがあれば不良債権に早変わりだ。もちろん、サラリーマン時代でもこれは同じことだったはずなのだが、それは他の誰かがカバーしてくれたり、組織の中で意識せずともやってこれたということだ。

それに収入もそうだが、支出の方もしっかり見直さないといけない。固定費を低くしないと毎月不安定な収入の中ではやっていけない。何もしないでもかなりのまとまった額が出ていく状態にあるようだと、やはりやりくりは苦しくなる。見栄を張ったような事務所の家賃、不要不急のその他の経費、車のローンなどはいずれも見直すべき候補の筆頭になってくる。

価格より生まれるチャンスに目を向ける

「コストは確定。売り上げは未確定」-この考えはビジネスをする上での鉄則だ。だから、一般に「節約をしましょう」とか、「同じものなら安く買いましょう」「ポイントを活用しましょう」などといった指南書が多く出ている。もちろんそれらも大切だが、しかし、特にビジネスにおいては、モノやサービスの価格そのものより、そこから生まれるチャンスに目を向けることも大切だ。

早い話、お金の使い方についてそれが投資になっているのか、単なる消費なのか、浪費でしかないのかを意識した方がいい。これらを意識するだけで、単にやり繰りが引き締まるだけでなく、将来に向けた展望も開けるようになる。

例えば、誰かと食事を一緒にした時のことを考えてみる。その相手が何らかの仕事のつながりを持っていて、今度、興味のある企業を紹介してもらうことになった場合は、この食事代は投資的な意味合いが強くなる。それほど直接な成果は得られなくても、何らかの仕事上のヒントを貰えるだけでもありがたい話だと思わなければならない。しかし、その食事が単に空腹を満たすためだけのものなら、消費でしかない。それ以上、不相応に贅沢をしてしまった時などは浪費になる。

お金は投資に利用する

投資は現状から抜け出し、将来に向けた可能性を感じさせる前向きなお金の使い方だ。もちろん、不確実ではあるが「生きた」お金の使い方につながる。それに対して、消費は自身が生きるために不可欠なお金の使い方、浪費はそれら以外の何の意味もなく使うお金のことを指す。自分こそは浪費はあり得ないと思われるかもしれないが、案外第三者から見るとそんな場面が疑われることも多いものだ。

自分のことを棚に上げるようだが、お金の使い方で単なる消費で終わるのも、浪費をしてしまうのも、お金の使い方を自分でしっかり決めていないことからくるのではないだろうか。逆に言うと、それを意識することで、同じことをしていても100%近く投資に持っていくことができるように思う。お金の使い方は人によって、その時々で意味付けが異なってくるものだ。事業を営む上においては、しっかり目的を持ってお金を使うことが求められる。

老婆心ながらついでに言うと、「〇万円を払ったのだから、意地でも〇〇の成果を出さなければ」と言うことがある。例えば、20万円を払って教材を買ったのだから英語を話せるようにならなければといった具合だが、費やす金額を自分の思いと比較している点で、これは考え方が逆だ。自分の思いはお金には代えられないはずだ。自分の思いが20万円の価値(しかない)と考えれば、少ししんどいから今日は止めておこうかとなる動機にもつながってしまう。

お金の使い方でチャンスは拡大

事業を立ち上げる計画を持っているような人たちには、今さら貯蓄の必要性については言わずもがなのことだろう。それは何より事業を軌道に乗せるために必要だからだが、チャンスは突然にやってくる。それに何の準備もなければチャンスをみすみす逃してしまうことになる。その貯蓄に意識を持つと同時に、このようなお金の使い方にももっと気を使ってもらえたらチャンスももっと広がるのではないか。

同じモノを買うにしても、それは流行のモノに対して人々が何を求めているのかを知る良いきっかけにもなるはずだ。スマートフォンが何故「中毒」と言われるまでの社会現象を起こしているのかなんて、人づてに見たり聞いたりしていても分からない。実際に体験することで初めて知ることができ、そこから自分なりに分析することができる。そして、その分析に基づいて仮設を立てると、それを自分の事業にも活かすことができる。

まずは、普段仕事の途中で立ち寄ったコンビニで買うタバコやチョコレートなどは、投資になっているのか、消費で終わっているのか、浪費になっていないのかの意識をするところからお金の使い方を意識していってはどうだろう。

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