電話での声は、会社の印象を左右する重要な要素です。
丁寧に対応しているのに、声の印象で態度が悪いと判断されるのはとてももったいないですし、会社全体の印象を下げてしまいかねません。
「いい声」は意識すれば出すことができるものなので、声の印象が悪いとよく言われる方は、厳しい言い方をすれば「いい声」で対応する練習を怠っていると言えます。
今からできる、「いい声」を出すための簡単なボイストレーニングの方法を4つご紹介しますので、声の印象を良くするためにぜひ練習してみてください!

メラビアンの法則〜声による印象は38%〜

人は93%を見た目で判断しているとする、「メラビアンの法則」をご存知でしょうか?
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンはコミュニケーションの実験を行った結果、人が印象を判断する情報は、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%であることがわかりました。

視覚情報が55%ということは、ほぼ見た目で判断しているということになります。
聴覚情報も38%を占めているため、「メラビアンの法則」から見た目に次いで声の印象も重要であるということが分かります。

「いい声」で印象アップ

見た目の印象を良くするために、清潔感のある服装や髪型を選んだり、表情を柔らかくしたり笑顔で対応することを意識している方は多いと思いますが、「いい声」で印象を良くしようと意識している方は案外少ないのではないでしょうか。

見た目なら鏡を見ればわかりますが、自分の声を録音して聞く機会は少ないので、普段自分がどんな声で話しているのかを知らない、または元々の声があまり良くないから「いい声」で話すことを諦めているという方は多いかと思います。

対面なら見た目の印象で好感を持ってもらうこともできますが、電話越しだと見た目での判断が完全に除外されるので、ほとんど声で印象が決まります。
電話では第一声で印象が決まるとされるため、電話での印象を良くするためには、「いい声」で話すことを意識することが必要です。

「いい声」を出すボイストレーニング1:姿勢を正す

うつむいた姿勢で話すと声帯が圧迫され、声が出にくくなります。
背筋を伸ばして姿勢を正すだけで声の通りが良くなりますので、まずは姿勢を正すことから始めます。

パソコンで作業している途中に電話応対すると、どうしても猫背の姿勢のまま話してしまいがちですので、電話に出る時は意識して姿勢を正すようにしましょう。

「いい声」を出すボイストレーニング2:笑顔で話す

電話口では相手の表情が見えませんが、表情は声のトーンに影響するため、表情が見えない電話越しでも笑顔を意識しましょう。
笑顔になると自然と口角が上がるため、声が明るくなります。
口角を上げることで口腔内で声が響きやすくなるため、ボイストレーニングに取り入れられています。

不思議なもので、電話で相手の表情が見えなくても、笑顔で対応しているかどうかはなんとなくわかりますよね。
笑顔で話すことは特別難しいことではありませんので、電話に出るときは笑顔を意識して話してみましょう。

「いい声」を出すボイストレーニング3: 腹式呼吸

上手に歌を歌うには、腹式呼吸のマスターが不可欠です。
腹式呼吸は下っ腹で呼吸するのではなく、横隔膜で呼吸します。
横隔膜はみぞおちのあたりに位置し、横隔膜を上下させて呼吸をするのが正しい腹式呼吸です。

腹式呼吸を用いた発声の感覚を掴むために、以下の3つのステップを練習してみてください。

1. みぞおち辺りに手をあてる
2. お腹に空気を入れる(横隔膜を下げる)ように意識して息を吸い込む
3. 腹筋で手を押し出す(横隔膜を上げる)ように声出す

お腹に手をあてるだけでお腹に意識がいきますので、慣れるまで手をあてながら発声してみてください。
胸式呼吸に慣れていると、最初は腹式呼吸が息苦しく感じると思いますが、慣れてくると自然に腹式呼吸ができるようになります。

「いい声」を出すボイストレーニング4: 音階の「ファ」を意識する

電話越しだと通常よりも声がこもって聞こえるので、普段よりも少し高めのトーンを意識すると声が通りやすいです。

ドレミファソラシドの「ファ」の音階は、高すぎず低すぎずちょうどいい高さの音であるため、心地良く聞こえるとされます。
ドレミファと声に出し、ファのときの高さを意識するとちょうどいい高さになります。