【海外出張とわびしさ】

国内出張で夕方に1人で食事をする時、わびしさを感じることは良くあります。まして、海外出張ともなればなおさらです。

ホテルのレストランに行っても、“Oh,just you?”などと言われて暗いテーブルの席に案内される時には、何だか惨めな気分にさえなってしまいます。

日本の若い人たちの間で「ボッチ」という言葉が使われ出したのも、もともと学生食堂や教室で1人でこっそり食事をすることの寂しさを含んでのことでしょう。もっとも、今ではそれが珍しいものでなくなってきていることを示してもいるようです。


【欧米のおひとり様事情の今昔】

欧米では、特に女性はレストランで1人で食事をすべきでない、とされる風潮があったようです。

そのこと自体がほとんど恥ずべきことと見なされるだけでなく、他からのお誘いを待っているように受け取られる可能性があるからです。

しかし、1年ほど前に、あるオンラインのレストランの予約サイトが、「1人分のディナーを予約する人の数がここ2、3年で62%超増えた」と発表してから、1人客に関するウェブサイトの記事も増えてきたようです。
欧米の大都市では、1人で食事をする人のためのレストランのランキングなどが発表されたりもしています。


【世界の大都市で増える1人世帯】

1人で外食する人の増えている背景として、まず離婚する人が増えていること、そして晩婚化が進んでいることが挙げられます。

今やアメリカ人の平均的な成人は、既婚者として過ごす人生よりも未婚者として過ごす人生の方が長いとまで言われています。
ニューヨークやパリでは全世帯の半数以上が1人世帯と言われています。ロンドンでもほぼ3分の1が1人世帯だそうです。

以前ならそんな1人での生活は「孤独」と見なされがちだったのが、今やインターネットで世の中とのつながりが確認できる時代にあることも大きいのかも知れません。

【日本食ブームの背景にも】

レストランの中には、普通のカウンター席を用意するだけでなく。お客がシェフの仕事振りを見ることができたり、窓際に1人用の席を設けて、食事をしながら外の景色を楽しめるようにすることも増えているようです。

近頃は世界中が日本食ブーム、和食ブームで沸いていますが、カウンター席に座って他の出張者や板前さんと話しをしながら食事ができる、そんな雰囲気も時代に合っているということなのかも知れません。

寿司屋や居酒屋が行う出前やtake outのようなサービスも、今後ますます増えていくのでしょうか。

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