聞き上手になるための6個のコツ

「ビジネスで成功するには話し上手でなければならない」そう思っている方は多いと思いますが、話し上手なだけでは成功しません。話し上手である以上に、聞き上手であることがビジネスの成功の秘訣なのです。

聞く姿勢を持つことで相手が受ける印象が変わります。そこで本記事では、聞き上手になるための6個のコツをご紹介します。交渉や人と会う機会の多いビジネスパーソンはぜひ参考にしてください。

聞き上手になるためのコツ

聞き上手になるためのコツ

ビジネスでもプライベートでも自分の話ばかりする人は嫌がられます。相手の話を聞く姿勢を持つことが大事で、聞き上手になることはいかなる人間関係にもいい影響をもたらします。

これから解説する聞き上手になるためのコツをふまえ、聞くスキルを高めていきしょう!

80対20の法則を実践する

80対20の法則はイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した理論で、パレートの法則とも呼ばれています。あらゆる事象において、全体のうち20%が成果を生み出しているという理論です。

ビジネスに80対20の法則を当てはめると、売り上げの80%のうち、20%は特定の顧客が生み出している事象に該当します。多くの無料Webサービスは一部の有料ユーザーによって支えられていることからも、80対20の法則はビジネスでも有効な理論です。

聞き上手の話に当てはめると、聞く80%:話す20%を意識することで、聞く姿勢が生まれます。相手の話を多く聞くことで相手が抱える悩みや価値観を理解しやすくなるということです。

これが逆で話す80%:聞く20%であると、自分の話ばかりして相手のことを知る機会が少なくなります。80対20である必要はありませんが、70対30など、常に相手の話を聞くことにウェイトを置くようにしましょう。

相手の話に共感する

人は自分の話に共感されると嬉しいものです。共感は相手との距離を縮める効果が期待できるため、話がしやすくなります。

共感できない話を無理に共感する必要はありませんが、共感できることは相手に伝わるようにリアクションで示しましょう。

相手の話を否定しない

相手の話を否定ばかりする人は距離を置かれます。人それぞれ考え方があるので理解できることばかりではないのは当然ですが、否定から入るのではなく、まずはその人の考えを受け入れるようにしてみましょう。その中で理解できる部分を見つけられれば共感につながります。

自分の考えを伝えるなら、相手の話を受け入れた上で自分の話をしましょう。頭ごなしに否定していては聞き上手になれません。

自分の価値観を相手に押し付けない

自分の価値観を押し付ける人は避けられます。人それぞれ価値観や考え方が違うので、価値観の押し付けは相手にとって負担になるからです。

何も相手の価値観に合わせろというわけではありません。自分の価値観を一方的に押し付けて相手の価値観を理解しようとしない姿勢が問題なのです。「そういう考え方もあるのか」という柔軟な姿勢を持っていれば、自分にとっても相手にとっても有益な会話となるでしょう。

わかりやすくリアクションする

聞き上手な人はリアクションが上手です。とはいえ、わざとらしいリアクションは煙たがられますので、やり過ぎてはいけません。

相槌で話を聞いていることを相手に伝える、復唱して理解していることを伝えるなど、リアクションを意識すると聞くスキルがアップします。

相手の目を見て話を聞く

会話の基本ですが、相手の目を見ることは話を聞いているという意思表示になります。したがって、相手の目を見て話を聞くことが大事です。

凝視しっぱなしだと気味悪がられますので、3〜5秒目を見て少しそらし、また目を見るというようにインターバルを意識すると自然に目を見て話ができます。

おわりに

聞き上手になるのはそう難しいことではありません。「相手の話を聞く」ということを意識すれば、今日からでも聞き上手になるトレーニングができます。

自分の話ばかりしてしまっている人は、意識して相手の話を聞くようにしましょう。