AI電話代行サービスとは、従来の「電話代行会社のオペレーターが代行して受電を行う」電話代行サービスとは違い、AIが自動応答で受電対応を行うサービスです。

【目次】
AI電話代行サービスとは
AI電話代行サービスの必要性
AI電話代行サービスのできることとは?
AI電話代行サービスの活用事例
活用シーン1:予約受付
活用シーン2:支払の督促
活用シーン3:注文・契約申込
AI電話代行サービスを選ぶ際のポイントは?
ポイント1:発信可能か否か
ポイント2:外部のシステムとの連携が可能か否か
ポイント3:人との連携が可能か否か
ポイント4:多言語機能の有無
ポイント5:AIが回答した内容もデータとして残るかどうか
AI電話代行サービスを提供している会社
IVRy(アイブリー)
AI電話サービス
DMMバーチャルオフィス
AutoReception(オートレセプション)
オトナシ
Aitelefonista(エーアイテレフォニスタ)
ミライAI
マヤイ
AI電話対応さくらさん
AIクラーク
カナリオ
AI電話代行サービスを利用する際に注意しておくべきこと
注意点1:運用方法
注意点2:対応範囲やサポート体制
注意点3:金額
AIより対人の電話代行がおすすめな場合
おすすめ1:気持ちに寄り添った対応ができる
おすすめ2:臨機応変な対応ができる
おすすめ3:クレーム一次対応ができる
AI電話代行サービスと対人の電話代行サービスの料金比較
電話代行なら「CUBEの電話代行サービス」
まとめ

AI電話代行サービスとは

AI電話代行サービスとは、従来の「電話代行会社のオペレーターが代行して受電を行う」電話代行サービスとは違い、AIが自動応答で受電対応を行うサービスです。
IVR(音声自動応答システム)を使った電話代行サービスでは、自動音声でガイダンスを流すことはできますが、架電者との会話はできません。しかし、音声認識機能があるAI電話代行サービスでは、架電者の話した内容に沿ってAIが回答や質問をして、会話ができるのです。

AI電話代行サービスの必要性

少子高齢化による働き手の不足が深刻化している日本では、AIなどのテクノロジーを使って業務を自動化させ、なるべく人手を割かないこと、また、業務効率を上げていくことが対策法の1つとされています。
中でも、各企業における電話対応は、「誰かがその場で対応しなければならない」ため、人の手間がかかる業務の1つでありながらも、企業の窓口として無くすことは難しいとされています。なぜなら、メールやチャットとは違い、電話は顧客にとって急ぎで確認したいことや、文章では表しにくい事柄を伝える際に便利なツールであるからです。
しかし、便利である一方、「応答まで長時間待たされた」「通話中ばかり」「受付時間に制限がある」などの不満が重なると、あっという間に顧客満足度や信頼度は下がってしまいます。
そこで、これらを解決手段する対策として、何件でも電話対応ができ、更に受付時間は24時間365日対応可能なAI電話代行サービスが提供され始めています。

AI電話代行サービスは、24時間365日、常に同じ対応をすることができます。

AI電話代行サービスのできることとは?

さて、AI電話代行サービスのできることにはどのようなものがあるのでしょうか。
具体的には、
・24時間365日の対応ができる
・電話が鳴ればすぐに応答できる(架電者を待たせない・通話中にならない)
・自然な会話ができる(ロボットのような話し方ではない)
・通話のみで必要事項を伝えられる(IVRよりも離脱率は低い)
・会話内容のデータ化ができる(メモ書きや入力作業が不要)
・伝達ミスなく情報を得られる(受電者から担当者への伝達ミスがない)
などが挙げられます。

名指しの電話やクレームなどは取り次ぎ、もしくは折り返しの必要が出てきます。
しかし、よくある質問や来客予約、注文聞取りなど定型の聞取り項目がハッキリしているものであれば、人的なサポートなしにAIのみで顧客の質問に返答し、解決まで導くことができます。

AI電話代行サービスの活用事例

以前よりも、AI電話代行サービスは多様な場面で活用されるようになっています。人手不足の解消や業務効率をあげるため以外にも、電話対応が苦手な自社社員のストレスの軽減にメリットを感じて利用する企業もあります。そのため、受電ではなく、支払い督促や納期の確認などの発信業務に利用する企業もあります。
下記で、そんなAI電話代行サービスの活用事例を3つご紹介します。

活用シーン1:予約受付

飲食店やクリニック、美容院やネイル、マッサージやフィットネス、その他の来店型の店舗などで予約受付業務があります。現在では、ネット予約がほとんどですが、ネット予約が苦手な顧客からの電話連絡が必ずあると言っていいのではないでしょうか。
また、当日の予約希望やキャンセル、予約内容の変更、お店の人に事前に相談したいことがある…など、ネット予約システムでは対応できない用件で電話がかかってくることもあるでしょう。
どうしても受電対応が出来ない場合は、留守電対応を行っているお店も少なくありません。しかし、留守電では何もメッセージをいれてもらえないことや、一方的に顧客が希望を伝えて終わってしまうようなことになってしまいます。

そのような時にAI電話代行サービスを活用している店舗では、予約やキャンセル、変更など、AI電話代行サービスがある程度の対応を完了させてくれるため、電話対応の時間が短縮で切る場合があります。AIが対応してくれる間、来店中の顧客にしっかり向き合うことができます。
営業時間外に電話をかけてもAIが対応してくれるため、当日予約やキャンセルも対応でき、機会損失を削減することが出来ます。
その他、求人応募の電話対応に関しても、AIが面接日の予約や変更の対応をしてくれるため、「応募者からの電話に出る余裕がない…」や、「忙しい時間帯に電話があったため、折返しにしたら電話に出てくれない…」等の困りごとの減少が期待できます。

活用シーン2:支払の督促

電話対応の中でも、支払いの督促や入金期日連絡の架電は苦手とする人が多い業務です。1度だけならまだしも、毎月の業務として行うことで強いストレスを感じ、退職してしまう人も少なからずいます。
発信も可能なAI電話代行サービスであれば、督促や入金期日の連絡を任せることができるため、自社スタッフのストレスが大幅に軽減できる見込みがあります。
実際にAIによる住民税の未納付者への発信業務を行っている役所も存在します。東京の港区では、区の職員が連絡先の分かる約4万人の未納税者に電話連絡をしていましたが、数が多すぎて電話をかけきれない点や、区役所の営業時間は発信先の相手も仕事をしているため不在が多い点が課題でした。
しかし、AIによる電話発信により、夜間や週末も督促の連絡対応ができるため、職員の負担の軽減が期待できます。

参考:読売新聞オンライン~税金未納に女性の声のAIが督促電話、東京・港区が導入…夜間や週末も連絡可能に~

その他、予約受付を行っている店舗では、予約日の前日にリマインドとしてAIが電話発信を行うことで来店忘れを防ぐ効果も期待できます。

活用シーン3:注文・契約申込

ネット販売では、ネットが苦手な方やパスワードやアクセスキーを忘れてしまってログインできない方、入力画面でエラーが出て解決できない方など、様々な理由から「電話で注文したい」という顧客が一定数存在します。
電話での注文の聞取りは確認事項が多く、手間と時間がかかります。
しかし、ネットショップでは電話対応のための人材を配置していないことも多く、電話に時間をとられてしまうと在庫管理や発送指示に差し障りが出てしまう可能性があります。
AI電話代行サービスを活用しているネットショップでは、電話注文以外にも、注文内容の変更や、顧客情報の変更、よくあるFAQを AIが対応してくれるため、少人数で安定した在庫管理や発送業務が見込めます。

その他、保険会社の契約申込や契約内容の確認、変更、保険の請求手続きなどにおいても、AI電話代行サービスを活用して生産性を上げる可能性があります。
保険会社に電話をする方は、焦っていたり、不安をかかえていたり、憤っていたりと、感情的になっていることが多く、受電する社員の心的負担が大きい職種と言えます。AI電話代行サービスを利用することで、自社の社員のストレス軽減が期待できるのです。

AI電話代行サービスを選ぶ際のポイントは?

「AI電話代行サービス」といっても、教育や経験を積んだオペレーターのように自然な応対が出来るわけではありません。また、情報を整理した上で登録しなければ、意に介さない回答をする危険性もあります。シナリオ設定(顧客とのトークフロー)を出来る限り考え登録しなければいけません。
自社の求めるサービス内容が提供されているのかどうか、契約する前にしっかりと確認して選択する必要があります。

ポイント1:発信可能か否か

AI電話代行サービスの活用事例の「活用シーン2:支払の督促」でもご紹介した通り、自社で入金の督促、予約や納期の確認連絡などの発信業務が負担となっている場合、AI電話代行サービスに発信機能のサービスが必要です。
その他、AI電話代行サービスの発信機能を使えば、メールアドレスを知らない顧客に対しても、自社のお得情報や新サービスや新商品の案内を即時知らせることも可能です。

ポイント2:外部のシステムとの連携が可能か否か

たとえば保険会社の場合、普段から顧客からの契約内容の確認や、証書や証明書の再発行依頼の電話があることが予想できます。
もし、AI電話代行サービスと自社のシステムを連携させてRPA化しておけば、データベースから顧客を特定して対応したり、証書や証明書の再発行(印刷)までの処理を自動で行ったりすることもできます。
AI電話代行サービスと外部システムの連携は必要かどうか、必要なのであればどの程度までRPA化を考えているのかが選ぶ際のポイントになります。
代表電話の一次応対で、「自動応答メッセージを流して、AIに社名、担当者名、連絡先を聞き取ってもらい、折り返しにするのみで良い」という場合は、外部システムとの連携は不要です。

ポイント3:人との連携が可能か否か

AI電話代行サービスでは、AIで対応できない質問や、名指しの電話などは折り返しの対応になるのか、もしくは指定されたスタッフへ転送が可能なのか、という点も選定ポイントになります。
「〇〇さんいますか」と名指しで電話があった場合は、担当者のスマホへ自動発信する機能がある、もしくはAIが回答不可能な質問を受けた際にのみオペレーターへ転送する機能がある場合もあります。

ポイント4:多言語機能の有無

日本語以外に、英語や中国語や韓国語などに対応しているAI電話代行サービスも存在します。AIが回答できない質問に関しては、「WEBよりお問い合わせください」というフレーズを多言語で伝えることも可能です。
AIであれば24時間対応ができるため、時差を気にする必要もありません。多言語対応が必要な企業には重要なポイントとなるでしょう。

ポイント5:AIが回答した内容もデータとして残るかどうか

AI電話代行サービスを利用する場合は、シナリオ設定を登録しなければいけません。
シナリオ設定等は、顧客との基本トークフロー、その他従来の顧客からの質問を洗い出し、それらを登録することになります。AI電話代行サービスは、最初から完璧な対応が出来る訳ではありません。顧客の意に介さない回答、こちらが想定してないタイミングで、想定外の質問をすることがあります。
AI電話代行サービスでは、顧客が話したことをデータ化(文字起こし)することは可能ですが、あわせてAI電話代行が回答した内容もデータ化できるものを選んだほうが無難でしょう。

AI電話代行サービスを提供している会社

人手を使わずに業務効率の改善が見込めるAI電話代行サービスの提供会社は増えてきています。具体的にはどんな会社がどのようなサービスを提供しているのでしょうか。
本記事では、AI電話代行サービスを提供している会社を11社ご紹介します。

IVRy(アイブリー)

IVRyは企業の代表電話の一次応対であれば、ChatGPTを利用して、ヒアリングした内容を要約して報告してくれます。
株式会社IVRyは、AI電話代行サービスを提供しています。

【サービスの特徴】
AIがヒアリングした内容は自動的に文字起こしと録音がされており、専用画面で確認が可能です。企業の代表電話の一次応対であれば、ChatGPTを利用して、ヒアリングした内容を要約したものが報告で入ります。報告先は、メール・Slack・LINE・Chatwork・Teamsに対応しています。
またその他、シナリオ設定での自動応答やスタッフへの電話転送が行えます。IVRと組み合わせることにより、「プッシュ1:取引先⇒社内へ電話転送」「プッシュ2:顧客⇒AI電話代行サービスが対応」と、対応を振り分けることも可能です。
【料金】
初期費用:0円
月額費用:税込9,350円~+通話料
従量課金額:記載なし

AI電話サービス

AI電話サービスは、50種類以上の音声から選べるため、各企業のイメージに合わせた音声を選択できます。

AI電話サービスは、株式会社NTTドコモが提供するAI電話代行サービスです。
【サービスの特徴】
50種類以上の音声から選べるため、各企業のイメージに合わせた音声を選択できます。
また、Amazon Connectや、その他の既存システムと連携することが可能なため、飲食店やクリニックなどの予約受付や予約日時の変更、ガスや電気などのインフラへの申し込みや解約手続きなども対応できます。
電話発信も可能なため、予約日のリマインドやサービスの案内以外にも、役所や自治体などであれば災害時や緊急時の一斉架電などにも使えます。
【料金】
全て見積もり

DMMバーチャルオフィス

電話代行サービスをAI化しています。AI秘書自動応答サービスは、代表電話の一次応対を低コスト行います。

合同会社DMM.comが提供するDMMバーチャルオフィスのオプションサービスの1つとして、「AI秘書自動応答サービス」が存在します。

【サービスの特徴】
あくまでもDMMバーチャルオフィスのオプションサービスの1つのため、「AI秘書自動応答サービス」のみの利用は不可です。業界初の取り組みとして、電話代行サービスをAI化しています。AI秘書自動応答サービスは、代表電話の一次応対を低コスト行います。
【料金】
初期費用:
※下記、バーチャルオフィスでかかる費用
・入会金→税込5,500円
・保証金→非課税5,000円(解約時に満額返金)

月額費用:
・バーチャルオフィスのプランの月額費用
・税込1,650円
従量課金額:101件目から税込55円/件

AutoReception(オートレセプション)

自社スタッフが直接電話対応したい取引先や顧客がいる場合、電話番号を事前に登録しておけば、AI電話代行サービスを介さずに指定の電話番号へ転送します。

AutoReceptionは、株式会社OZが提供するAI電話代行サービスです。

【サービスの特徴】
代表電話の一次応対として利用が可能です。
14日間無料トライアルがあります。
「アカウント(社名、担当者名、メールアドレス、パスワード)」「クレジットカード番号」「電話の名乗り方」が登録できれば、即日で利用開始が可能です。
自社スタッフが直接電話対応したい取引先や顧客がいる場合、電話番号を事前に登録しておけば、AI電話代行サービスを介さずに指定の電話番号へ転送します。
受電報告は、メール・Slack・Chatwork・Microsoft Teamsへ通知ができます。
【料金】
初期費用:0円
月額費用:税込2,980円(最初の1か月目は税込980円)
従量課金額:101件目から税込50円/件

オトナシ

代表電話の一次応対のみを行います。応答件数に関わらず、一律の月額費用です。

オトナシは、株式会社WePushが提供するAI電話代行サービスです。

【サービスの特徴】
代表電話の一次応対のみを行います。応答件数に関わらず、一律の月額費用です。
受電内容の報告は、メール・Slack・Microsoft Teams・LINE・Chatwork・Google Chatの中から選ぶことが可能です。「メールとLINEに通知する」など、複数のツールに通知させることや、名指しの電話があった場合はメンション通知も可能です。
30日の無料お試しサービスがあります。
【料金】
初期費用:0円
月額費用:税込10,780円
従量課金額:0円

Aitelefonista(エーアイテレフォニスタ)

代表電話の一次応対のほか、別途カスタマイズ費用が発生しますがFAQ対応が可能です。

Aitelefonistaは、インター・ラボ株式会社が提供するAI電話代行サービスです。

【サービスの特徴】
30日間の無料お試しサービスがあります。
代表電話の一次応対のほか、別途カスタマイズ費用が発生しますがFAQ対応が可能です。
基本のサービスには、「録音(留守番電話メッセージが流れる)設定」「ダイヤル分岐(IVRとの併用)」・「会話シナリオ(社名や担当者名、連絡先の問いかけ)」・「オペレーター転送(自社スタッフの電話番号に転送)」の4つが存在します。時間別や日程別に変更ができます。
受電内容の報告先は、Email ・Slack ・Chatwork ・Teams ・GoogleChat ・Discordから選べます。

【料金】
初期費用:0円
月額費用:
・スタンダードプラン→税込3,278円
・プレミアムプラン→税込6,578円
・アルティメットプラン→税込9,878円
従量課金額:
・スタンダードプラン→51回目から税込44円/件
・プレミアムプラン→301回目から税込44円/件
・アルティメットプラン→551回目から税込44円/件
・着信転送料金→税込22円/30秒
・会話シナリオ利用料金→44円/件

ミライAI

月額費用はリーズナブルですが、AI会話料、アプリからの発信通話料は従量課金設定です。

ミライAIとは、株式会社ソフツーが提供するAI電話代行サービスです。

【サービスの特徴】
30日間の無料お試しサービスがあります。
代表電話の一次応対によくある「電話の取次ぎ」「折返し」の会話シナリオの設定があり、時間帯によって変更することが可能です。
月額費用はリーズナブルですが、AI会話料、アプリからの発信通話料は従量課金設定です。スタンダードプランは従量課金の利用額の設定を自身で行い、上限に達すると留守番電話に切り替わる仕組みです。
代表電話の一次応対以外にも、ChatGPTで宿泊業向けの電話予約対応が可能です。
多言語機能もあるため、日本語以外に、英語、中国語の対応ができます。電話応対のカスタマイズやシステム連携については、別途見積もりです。
【料金】
初期費用:
・フリープラン→0円
・スタンダードプラン→800円
月額費用:
・フリープラン→0円
・スタンダードプラン→500円/1回線
従量課金額:
・AI会話料→税込17.6円/分
・取り次ぎ転送料→税込38.5円/分
・アプリから外線(固定)→税込4.18円/分
・アプリから外線(携帯)→税込17.49円/分
・SMS送信料→税込11円/通

マヤイ

ビジネスプランは、応対シナリオの設定が自由にできるところが特徴です。自社スタッフへの電話取次はできません。

マヤイ株式会社が提供するAI電話代行サービスです。
【サービスの特徴】
代表電話の一次応対を行います。受電内容の連絡は、メールもしくはSlackです。
プランは2つあり、スタンダードプランは相手の「名前」「連絡先」「担当者名」「用件」を定型シナリオで聞き取ります。ビジネスプランは、応対シナリオの設定が自由にできるところが特徴です。自社スタッフへの電話取次はできません。
2週間のお試しサービスがあります。
【料金】
初期費用:
・フリープラン→0円
・スタンダードプラン→800円
月額費用:
・スタンダードプラン→税込1,650円
・ビジネスプラン→税込10,780円
従量課金額:
・スタンダードプラン→51回目から税込55円/件
・ビジネスプラン→151回目から税込55円/件

AI電話対応さくらさん

既存のFAQを活用して対応できるほか、ChatGPTを利用してシナリオ以外の対応も可能です。人と話しているような自然な会話が特徴です。

AI電話対応さくらさんは、株式会社ティファナ・ドットコムが提供するボイスボットサービスです。

【サービスの特徴】
既存のFAQを活用して対応できるほか、ChatGPTを利用してシナリオ以外の対応も可能です。人と話しているような自然な会話が特徴です。AIが回答できないことについては、スタッフへ自動的に電話取次ぎができます。
12種類のシリーズ製品があるため、問い合わせ受付やクレーム対応、人への取次ぎ以外にも、商品の注文、予約受付、落とし物管理、来客受付などの業務にも対応可能です。
自治体での利用実績があります。
【料金】
初期費用:資料請求が必要
月額費用:資料請求が必要
従量課金額:無し

AIクラーク

代表電話の一次応対から、予約受付、注文受付も可能です。AIが回答できない複数な会話は、スタッフへ取り次ぐことができます。

AIクラークとは、ディー・キュービック株式会社が提供する「AI電話自動応答サービス」や、「AI FAQ構築サービス」など、お客様対応の自動化に関する一連のサービス名称です。

【サービスの特徴】
AIクラークのサービスの中に「AI電話自動応答サービス」と、「AI FAQ構築サービス」があります。代表電話の一次応対から、予約受付、注文受付も可能です。AIが回答できない複数な会話は、スタッフへ取り次ぐことができます。
求める対応内容によって料金は大きく異なります。料金表は参考価格のため、ライトプラン以外はお問い合わせや見積もりが必須です。
【料金】
初期費用:
・ライトプラン→税込3,300円~
・代表電話受付パッケージ→税込275,000円~
・予約受付パッケージ→税込275,000円~
・注文受付パッケージ→税込275,000円~
・エンタープライズ→税込1,100,000円~
・AI FAQ構築サービス→税込880,000円~
・Q&A自動化ソリューション→税込330,000円~

月額費用:
・ライトプラン→税込44,000円~
・代表電話受付パッケージ→税込55,000円~
・予約受付パッケージ→税込55,000円~
・注文受付パッケージ→税込55,000円~
・エンタープライズ→税込275,000円~
・AI FAQ構築サービス→記載なし
・Q&A自動化ソリューション→記載なし

従量課金額:
・ライトプラン→301件目から税込165円/件
その他のプランは記載なし(要お問い合わせ、要見積もり)

カナリオ

担当者が不明の場合、10名までであればスタッフのスマホを一斉に鳴らす機能や、AIが伝言を承る機能もあります。

カナリオは、NECネッツエスアイ株式会社が提供するテレフォニーDXブランドの名称です。
【サービスの特徴】
代表電話の一次応対が可能です。AIが誰宛の電話なのかを聞取り、担当者のスマホに電話を転送して取次ぐことができます。担当者が不明の場合、10名までであればスタッフのスマホを一斉に鳴らす機能や、AIが伝言を承る機能もあります。
1か月の無料お試しサービスがあります。
【料金】
初期費用:税込11,000円
※操作説明が必要な場合のみ発生

月額費用:税込11,000円

従量課金額:
・Basicプラン→税込748円/人
・Standardプラン→税込1,078円/人
・Premiumプラン→税込1,628円/人

AI電話代行サービスを利用する際に注意しておくべきこと

ご紹介したように、AI電話代行サービスと言っても各企業の提供するサービスやプランによって、できることとできないことがあります。また、便利なツールではあるものの、すべての希望を叶えてくれるわけではありません。
AI電話代行サービスを利用する上で注意しておくべきことを3つ、ご紹介します。
AI電話代行サービスを利用するからと言って、最初から受電を全て任せることを前提とした運用は避けたほうがいいでしょう。

注意点1:運用方法

AI電話代行サービスを利用するからと言って、最初から受電を全て任せることを前提とした運用は避けたほうがいいでしょう。
AIは、指定されているシナリオに沿った応対をしますが、架電者が出先などの雑音の多いところからかけてきている場合、架電者の発言を認識できないことや誤認識することもあります。
また、よくある質問のシナリオを事前に登録していても、最終の回答まで行きつかないような事態も起こりえます。
うまくいかなかった時にどのようなフォロー体制をどうするかによって、顧客が持つ印象は大きく異なります。
安易に導入すれば、「AI電話代行サービスで対応できないことが多く、顧客満足度が下がってしまった…」なんていうことになります。AIの音声認識がうまくいかない時や、対応できない用件は、スタッフへ電話を繋いでフォローができるような体制をとるなど、前もって運用方法の取り決めが必要です。

注意点2:対応範囲やサポート体制

登録されたマニュアルやドキュメントから自動学習する、または、架電者が会話で途中離脱したり、AIが対応できない会話があったりする場合は、サービス提供業者がチューニングやメンテナンスをしてくれるAI電話代行サービスもあります。(自動学習の場合でも、放置は出来ません。AIが期待した方向に成長するとは限らないからです)
また、比較的リーズナブルなAI電話代行サービスであれば、基本的には自社で都度の音声認識のチューニングや、シナリオの継続的なメンテナンスの必要が出てきます。
その他、基本応対が「折り返します」のみのAI電話代行サービスもありますので、AIの対応範囲や、業者のサポート範囲がどこまであるのか、自社で継続的にメンテナンスは可能なのかどうかの確認が必要です。

注意点3:金額

AI電話代行サービスにどこまで何をしてほしいのかによりますが、AIに任せる範囲が広くなればなるほど、導入コストや運用コストが高額になります。
しかし、格安のAI電話代行サービスの場合は、「折り返します」というような簡単な定型文しか登録できないことも多く、留守番電話メッセージと大きく変わらない可能性もあります。「あれもこれもやってほしい!」と、気がついたら「予算を大幅にオーバーしていた!」ということにならないためにも、AI電話代行サービスを提供している業者との事前の打ち合わせは、しっかりと行う必要があります。

AIより対人の電話代行がおすすめな場合

AIより対人の電話代行がおすすめな場合があります。
たしかに、同時に何百という着信に対応したり、24時間365日、いつでも一定の応対ができたり、AI電話代行サービスだからこそできるメリットもたくさんあります。
しかし、日中の代表電話の取次ぎであればどうでしょうか。
対人の電話代行サービスのオススメのポイントも、3つ、ご紹介します。

おすすめ1:気持ちに寄り添った対応ができる

AIと対人とでなによりも違う点は、電話相手の気持ちに寄り添うことが出来るかどうかではないでしょうか。急いでいる時、怒っている時、悲しい時、嬉しい時、どんなときに電話をしてもAIであれば良くも悪くも同じ速度、同じ話し方、同じ対応です。
しかし、対人での電話代行サービスであれば、話す内容によって声の抑揚、音量、話す速度を変えることが出来ます。
また、「それは嫌な思いをされましたね」や、「大変申し訳ありません」「お喜びいただけて私どもも光栄です」など、心を込めて相手に一言添えることが出来ます。

おすすめ2:臨機応変な対応ができる

AIであれば、シナリオにない対応については対応不可ですが、対人の電話代行サービスであれば、場合によっては現場で臨機応変な対応が可能です。
たとえば、AI電話代行サービスで「12時~13時は(お昼休みなので)折返し対応」と登録されていた場合、どんなに緊急な電話でも、その電話が12時59分であったとしても、一律で折返し対応になります。
しかし、対人の電話代行サービスであれば、緊急を要する電話内容かつ12時59分の受電であれば、臨機応変に担当者に電話をかけて、そのまま取り次いでもらうか、折返しにするかの判断をしてもらうこともできます。

おすすめ3:クレーム一次対応ができる

クレーム一次対応ができるAI電話代行サービスは少なく、対応可能な場合は大変高額です。
たとえばクレーム電話で「〇〇の商品はいつ届くの?!(遅すぎるんだけど!)」と怒って聞いた場合でも、AIには普通の質問としてとらえられて、「〇月△日に発送予定です」と返してしまい、更なるクレームになってしまうことも考えられます。また、クレームにならずに、顧客流出につながる可能性も高いです。一番怖いのは、知らず知らずのうちに顧客離れが増えることです。
しかし、対人の電話代行サービスには、料金内でクレーム一次対応が含まれているところもあります。そういう電話代行サービスであれば、クレームになる前の初動でしっかりと顧客の話を傾聴し、真摯に対応をすることで、顧客から信頼を得るケースもあります。

AI電話代行サービスと対人の電話代行サービスの料金比較

AI電話代行サービスと対人の電話代行サービスでは、利用料金にどれくらいの違いがあるのでしょうか。
AIと対人とではできることやサービス内容が異なるため、単純に料金だけで比較するのは難しいのですが、各電話代行サービスで「できること」「できないこと」を踏まえて、料金の比較をしてみましょう。
各電話代行サービスで「できること」「できないこと」を表にして説明します。

電話代行なら「CUBEの電話代行サービス」

新規顧客をがっちりつかみ、既存顧客をしっかり守ります
「とにかく安く代表電話の一次応対をしてほしい」とお考えの場合、AI電話代行サービスは24時間365日リーズナブルな金額で利用できるメリットがあります。
LTVを左右するカスタマーエクスペリエンスを考えれば、代表電話の一次応対は、重要なタッチポイントとも言えます。対人だからこそ行える「温かみのある対応」や、「相手の気持ちに寄り添った言葉かけ」を通じて、自社のブランドイメージの向上を図ってみてはいかがでしょうか。
CUBE電話代行サービスでは、秘書検定や電話応対技能検定を取得したオペレーターが、「クレーム一次対応」や、用件やスケジュールに合わせた内線取り次ぎができる「応答後転送サービス」を「全プラン」でご利用できます。
明るい笑声や細やかな気遣いだけでなく、丁寧な聞取りや臨機応変な対応で、みなさまにご好評いただいております。

もっと詳しく知りたい!という方は、下記のページもご覧ください。
CUBE電話代行サービスのご案内

まとめ

AI技術が発展し、私たちの身の回りでもAIを利用したサービスは欠かせない存在となっています。AI電話代行サービスも企業によっては欠かせないサービスの1つとなるでしょう。しかし、顧客にとってAI音声は違和感があり、また、待たずに結果が得られることの顧客満足度は上がっても、話を強制的に進められるAIの対応自体には顧客満足度が上がることはありません。
電話問合せ時のカスタマーエクスペリエンスは、期待通りの回答をして普通、少しでも違和感があれば、下がる可能性があります。
そのため、全てAIに任せることはやはり危険と言えます。各タッチポイントでの顧客感情を理解して、導入を検討しなければいけません。

CUBE電話代行サービスでは、企業の緊急時やトラブル時でも、電話応対のプロである人のオペレーターが一次対応を行うことで電話相手に安心感を与えることが可能です。
ネットでの問い合わせや予約、注文がうまくいかない!という時に電話をかけてくる方に対して、どんなに慌てていてもしっかり傾聴し、安心感を与える温かい応対を行っています。

また、代表電話の一次応対でも、「気持ちの良い挨拶をしてもらえた」「受け答えがハキハキしていてわかりやすい」など、たくさんのお喜びの声をいただいております。
電話代行サービスを利用しながら顧客満足度を上げたい…そうお考えの方は、ぜひ、CUBE電話代行サービスをご検討ください。
サービス開始から1ヶ月以内に「役に立たない」と思われた場合は、全額ご返金させていただく「サービス保証制度」もご用意しております。

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CUBE電話代行サービスでは、実際に電話応対をしているオペレーターが、電話代行サービスの魅力やビジネスに関する情報を発信しています。日頃の電話応対のノウハウや様々な業種の導入事例等、電話応対にお悩みの企業様や、電話代行を検討している方は是非ご覧下さい。