面接では長所だけでなく短所を尋ねることが多いですが、ただ慣習で質問しているのでは意味がありません。
短い面接時間を有効に活用するために、どんな質問でも応募者のことを知るきっかけのひとつとするべきです。
面接官が短所を質問する時に注意すべき4つのポイントを解説します。

1.自分を客観視できているか?

人間というのは自分のことは自分が一番良くわかっているようでいて、実はあまりよく見えていません。
性格にもよりますが、多くの人は自分を美化してしまいがちなので、冷静に自分を客観視するのはなかなか難しいものです。

本来なら認めたくない短所をしっかりと客観視し、自分の弱みを把握している人は、自分をよく知っています。
短所を知り、自分自身の今を知らなければ改善ができないですし、成長もできません。
自分の短所から目をそむけず、きちんと向き合うことができる人は、短所を解決する力も持っているはずです。

2.自己分析ができているか?

自分を客観視し、長所だけでなく短所もしっかりと把握できている人は、他のことについても冷静な分析ができるでしょう。
見えづらい自分のことをしっかりと分析している人かどうかは、答えづらい短所の質問から垣間見ることができます。

人の短所や欠点はよく分かるものですが、自分のこととなると、認めたくない気持ちもあるので、なかなか素直に分析できないものです。
自己分析をして自分の長所と共に短所を把握できている人は、短所を改善する道を自分で見つけることができるでしょう。

3.上辺だけで答えていないか?

面接ではよく見せようという気持ちが働きますし、できるだけ短所は知られたくない、と思うものなので、きちんと短所を回答できる人は意外と少ないです。
上辺だけの答えだけで済ませようとしたり、曖昧にごまかしたりした回答は、面接用の体のいい答えでしかありません。
曖昧にごまかす人より、正直に短所を話してくれる人の方が誠実さを感じられます。

人間誰でも短所や苦手なことのひとつやふたつは持っています。
完璧な人なんているはずがないですし、長所だけでなく短所も含めて人間の付き合いは成り立つので、短所をごまかすことは自分から逃げていると言えます。

面接で聞かれて「短所はありません」と答える人は、中々いないですが、本音で話されたとしてもあまり信頼できないですよね。
短所を知った上でどう行動するかが重要なので、短所をごまかすような回答ではその次のステップに進むことができません。

4.問題解決能力

短所の質問をするのは、問題解決能力があるかどうかを見極めるためでもあります。
面接官は短所が何かを知るために質問するのではなく、短所と向き合って、どう克服するのかを問うべきです。
すぐには改善するのが難しくても、意識して短所を改善しようと努力できる人は成長の見込みがあります。
反対に、短所から逃げて曖昧に答えをごまかしている人は、成長の可能性が低いと言えます。

現時点の自分に満足している人ではなく、自分の短所を理解し、改善する努力ができる人の方が将来性に期待できます。
入社時点で成長が止まってしまっている人より、入社してからどんどん成長できる人の方が将来の会社を背負う存在となってくれるでしょう。

まとめ

ここでは、わかりやすく記載したため「そんな対応する応募者いないだろう」とか、「いたら絶対落とすに決まっているだろう」と思われたかもしれません。実際の面接では、上手く言い訳したり、本当の短所ではなく面接用の短所だったりします。まずは、そういうところから見極めて、本音を話してもらった上で、苦手としていることや短所を客観視し、どう改善する努力をしているかで評価をしましょう。
伸びしろがある人材を見つけるために、自分の苦手なことや短所としっかり向き合っているかをチェックしてください。

苦手なことや短所を聞いておけば、配属の際に配慮ができますし、本人が望むなら挑戦させてあげるのも一手です。
自分で短所を克服した経験はその人の自信になり、強みにもなります。