昨日お話しておりました、ビジネス敬語第2弾です。
今回は【了解、承知、了承、かしこまりました】の違いについてお話してみたいと思います。

まず初めに、目上の人に使うべきではない敬語としてはあげられるのは「了解しました」です。
「了解」とは「事情を思いやって納得すること」「理解すること」「のみこむこと」という意味で、ビジネスシーンでは「わかりました」という意味で用いられることが多いと思います。
ビジネスでもプライベートでもよく耳にする言葉ですが、「了解しました」は同僚もしくは目下に対して使う言葉とされています。但し厳密にいうと「了解しました」は、目上相手に対して失礼な言葉ではなく、ビジネスマナー書・ビジネスメールの指南書によって、一定数の人が「了解=目上の人、取引先相手に使うのは不適切」と認識しているがために適していないと判断されているそうです。

次に「承知しました(いたしました)」は謙譲語であるため、取引先や目上の上司に対して使える言葉のようです。ビジネスシーンにおいて使う頻度が多い「承知しました(いたしました)」は、依頼を受けたり、話を理解したという旨を相手に伝えたりするときに用いる言葉で、上司に仕事の指示を受けた後などに自然と言葉に出るのがいいみたいです。

「了承しました」とは「相手の申し出や事情などを納得して承知すること」という意味で、「それでいいですよ」という意味合いになるため、目上の人が部下などに対して使うのが適切です。そのため、お客様や目上の人、上司などに対して使う言葉としては不適切と言えるかもしれません。

最後に「かしこまりました」は、お客様や目上の人、上司からの依頼や命令などを承る意味合いで使われています。「承知しました」と同様に、お客様や目上の人、上司などの依頼や指示に「わかりました」と返事するときに用いる敬語になりますが、状況によって使い分けが生じてくるみたいです。「承知しました」は「理解して受ける」という意味で、「かしこまりました」は「目上の人の命令を承る」という意味になります。
 
いかがでしょうか。皆様は普段どの言葉を使って話をしていらっしゃいましたか。
社会人になり、まず初めに身につけなければいけないマナーでもある「ビジネスシーンにおける正しい敬語・言葉遣い」ですが、私は電話代行という仕事に就くまで深く考えたことがありませんでした。

日本語の敬語というものは、本当に複雑で、どの場面でどの言葉を使えば正しいのかが中々わかりにくいですね。普段から使用する言葉として、「かしこまりました」「承知しました」の2つの違いを覚えておいたら、ビジネスシーンでの使い分けはできるかもしれません。
これも普段から意識していないと難しいかもしれませんが、これからも日々精進して色々なことを吸収して成長していきたいと思います。
皆様のお役に立てるよう頑張っていきますので、これからも宜しくお願い致します。また2日間に渡って、ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

株式会社 大阪エルシーセンター CUBE電話代行サービスグループ
CUBE電話代行サービスでは、実際に電話応対をしているオペレーターが、電話代行サービスの魅力やビジネスに関する情報を発信しています。日頃の電話応対のノウハウや様々な業種の導入事例等、電話応対にお悩みの企業様や、電話代行を検討している方は是非ご覧下さい。