昨日に引き続き、理解されやすい話し方についてお伝えしようと思います。

さて、伝わらない原因がわかったところで、どうすればうまく伝わるの?と思っている方もいらっしゃるかと思います。 実は、伝わりやすい話にするための型があるのです。それは「テンプレップ(TNPREP)の法則」です。テンプレップの法則とは、
T(Themaテーマ)今からなんの話をするか
N(number数)伝えたいことはいくつか
P(Point結論)伝えたいことを一言で言う
R(reason理由)なぜそう言えるのか
E(Example具体例)どんなエピソードがあるか
P(Point結論) 最後に結論を繰り返し念押しする

と各要素の頭文字をとった言葉です。この順番で話すとどんな内容の話も伝わりやすくなります。

例えば、上司に「この間の企画書、もっと説得力がないとダメだと思う。もう一度見直して」と言われただけなら、何がだめなのかが分かりにくいと思いませんか。

これをテンレップの法則に当てはめると、「この間の企画書、ブラッシュアップしようか。【テーマ】気になった点は大きく2つ。【言いたいことの数】データが足りず説得力がないこと。コストの見通しが甘いこと。【要点】今の企画書のままでは、会議でこの2点が必ず言及されると思う。【理由】説得力を増すには、市場調査のデータを加え、コストに関しては初期費用しか入っていないので、ランニングコストも入れるように。3日以内に直して再提出してね。【具体的な話】もう一度まとめると、3日後までに、説得できるデータとランニングコストを追加して、再提出するように。【要点】」となり、見直してと言われた理由や、見直す部分が分かりやすくなりました。

私も研修でテンプレップの法則で話す練習をしたのですが、意外に難しかったです。実は、テンプレップの法則で話すというのは、男性的な話し方だそうでして、女性は馴染みがない話し方かもしれません。
いきなりテンプレップの話し方で話すのが難しいということなら、テーマから話すことを心がければいいでしょう。そうすると、グッと伝わりやすくなるはずです。

私も日々の業務の中でテンプレップの法則で話すことを心がけ、さらにサービス向上に努めたいと思います。引き続き、ご愛顧いただけましたら幸いです。