皆様こんにちは。電話をお受けしている中、敬語で話すことは基本的なことです。
ビジネスにおいて必須スキルですが、苦手意識を持つ人も多くいるかと思います。
確かに敬語は複雑ですが、ルールさえ覚えていれば、理解しやすいそうです。
そんな敬語について、本日は簡単にご紹介したいと思います。

①尊敬語(目上をたてる)
目上の人に対し、相手の動作や状況を高めて表現することで敬意を示すのが尊敬語です。
尊敬語は尊敬の度合い(敬度)によってレベルが3段階に分けられます。
<レベル①>
・動詞+「れる」「られる」
例:聞く⇒聞かれる 行く⇒行かれる 話す⇒話される
<レベル②>
・「お(ご)」+「になる」「なさる」
例:聞く⇒お聞きになる 食べる⇒お食べになる 話す⇒お話になる
<レベル③>
・より敬語の度合い言葉への置き換え
例:食べる⇒召し上がる 行く⇒いらっしゃる 話す⇒おっしゃる

②謙譲語(自分がへりくだる)
目上の人に対し、自分が身内の動作や状況をへりくだる表現が謙譲語です。
敬度にあわせて謙譲語を使い分けます。高い順から
「お(ご)+する」、「お(ご)+いたす」「お(ご)+させていただく」となります。
また、「会う」を「お目にかかる」、「食べる」を「いただく」というように、
他の言葉に言い換える表現もあります。
<レベル①>
・「お(ご)」+動詞+「する」
例:聞く⇒おうかがいする 電話する⇒お電話します
<レベル②>
・「お(ご)」+動詞+「いたす」
例:聞く⇒おうかがいいたします 電話する⇒お電話いたします
<レベル③>
・「お(ご)」+動詞+「せていただく」
例:聞く⇒おうかがいさせていただきます 電話する⇒お電話させていただきます

③丁寧語
語尾を「です」「ます」「ございます」のような丁寧な印象の語句にする敬語です。
  例1:これから準備をする⇒これから準備をします
  例2:わたしは山田です⇒わたしは山田でございます

④美化語
名詞に「お」や「ご」をつけるや「めし」を「お食事」というように感じのいい語句
に置き換えたりして、上品な印象を与える表現です。また、外来語や動植物は美化語にしてはいけません。
  例1:連絡⇒ご連絡 記入⇒ご記入 
  例2:気遣い⇒お気遣い 知らせ⇒お知らせ

このようにまずはしっかりと4つのパターンを覚えることが大切です。
私も改めて正しい敬語を使いこなせるようにし、今以上に電話対応スキルを磨いてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。