趣向をこらしたユニークな選考方法5選

経営者の多くが、「優秀な人材が確保するのは難しい」と頭を抱えているのではないでしょうか。

そんな中、ユニークな選考を採用し、独自の視点で選考を行っている企業もあります。趣向をこらしたユニークな選考方法を5つピックアップしてご紹介しますので、選考の参考にぜひご覧ください。

選考はする側もされる側も大変!

選考を受ける側は緊張しますし、多くの応募者の中から選んでもらわなければならないので大変ですよね。しかし、大変なのは選考を受ける側だけではありません。選考をする企業も大変なのです。

企業は応募者を増やすために施策を練り、中には従来の面接にはないユニークな選考を取り入れている企業もあります。

選考方法に決まりはないので、何を基準にするかは企業の自由です。これから紹介するユニークな選考方法を参考に、自社に合った社員を見極めるための選考を考えてみてください。

趣向をこらしたユニークな選考方法5選

終わケド選考:株式会社電通

終わケド選考
出典:終わケド選考

大手広告代理店・株式会社電通は、「一次選考は終わっちゃったケド電通ビル37階から通過者ファイルにすべり込もう選考」、略して「終わケド選考」というユニークな選考を実施しました。

電通ビル37階の吹き抜けの階下にある「最終面談参加者ファイル」に向けて紙を落とし、見事ファイルの中に滑りこんだら最終面談に参加できるという内容です。完全に運頼みの選考方法ですが、一次選考が不採用だった方や応募し忘れた方にとってまたとないチャンスとなっています。

正直なところ、ちょっと不可能なんじゃないかな?と感じるほど難易度が高いです。とはいえ、難しい局面を切り抜けるには運を味方につけることも必要になります。特に、人生がかかった大事な局面で強運を発揮する人は、会社に運を呼びこむ存在になるかもしれません。

麻雀採用:スターティア株式会社

麻雀採用
出典: マージャン勝てば「内定にリーチ」 珍就活「最終面接でロン」で企業がチェックしている点

オフィスのトータルコンサルティングを手掛けるスターティア株式会社は、通常の選考とは別に「麻雀採用」というユニークな選考を実施しています。なんと、麻雀に勝てばいきなり最終面接まで進めるシステムで、「麻雀採用」からの内定者も出ています。

一見、楽しそうですし、なんとかなりそうと思ってしまいそうなところですが、そうはいきません。学生の相手をするためにだけにプロ雀士が参加しているからです。したがって、運だけで勝ち上がるのはほぼ不可能となっています。麻雀を選考に採用している理由は、営業に求められる「決断力」と「勝負所を掴む嗅覚」を確かめるためだそうです。

人狼採用:株式会社サーチフィールド

人狼採用
出典:【人狼×採用】 テレビで話題の会話型推理ゲーム「人狼」を新卒採用選考に導入

ソーシャルゲームのイラスト制作を手掛ける株式会社サーチフィールドは、2015年卒業予定の新卒採用でゲームの「人狼」を取り入れた選考を実施しました。

「人狼」は村人サイドと人狼サイドに分かれ、人の姿をした狼=人狼を暴く会話型推理ゲームです。緊張で自分を出せない学生が多いことから、ゲームで緊張をほぐした状態で本来の資質を発揮してもらい、既存メンバーとのマッチングを図る狙いで実施されました。

選考や初対面など緊張する場面でリラックスしてもらうためにゲームを取り入れることを「アイスブレイク」と呼びます。「人狼採用」もアイスブレイクの応用で、緊張をほぐす効果が期待できます。

禁煙採用:株式会社星野リゾート

禁煙採用
出典:禁煙採用

リゾート運営会社の株式会社星野リゾートは、喫煙者であった優秀な社員を肺がんで失ったことをきっかけに、禁煙者を対象とした選考を行っています。禁煙によって「作業効率」「施設効率」「職場環境」の3つの競争力が高まると考えており、喫煙の有無を採用の条件に取り入れています。

賛否両論はあると思いますが、ただ嫌煙しているわけではなく、肺がんで社員を失ったという禁煙を採用するきっかけがあったこと、禁煙は企業競争力に直結するという考え方に基づいています。

喫煙者にとっては厳しい条件となりますが、最近は喫煙の有無を採用の条件に取り入れている企業が増えているようです。法理上は非喫煙を採用条件にすることは違法ではありません。勤務時間外の喫煙をどう捉えるかという問題もありますが、合理的な理由があれば適法であると判断される可能性が高いようです。

特別電話採用:

特別電話採用
出典:特別電話採用『ジョブクリ コール』

保険を取り扱っている株式会社フィナンシャル・エージェンシーは、2014年度採用の一次通過者を対象に、特別電話採用「ジョブクリ コール」を実施しました。一次通過者の中からランダムに選んだ学生に直接電話面談を行い、クリアすれば3次選考までの行程が免除されるという内容です。

面接では準備をした状態で臨んでいるため、ある程度の受け答えができますが、突然の電話への対応は難しいですよね。そうした状況でも適切な受け答えができる人は、対応力があると判断できるため、学生が本来持つコミュニケーション能力の資質を図るのに有効な選考といえます。

まとめ:選考で何を判断したいかが大切

これらのユニークな選考に共通しているのは各社に独自の選考基準がある点です。注目を集めるという狙いもゼロではないでしょうが、自社が求める人材に必要な能力の有無も測っているのです。通常の面接では発揮しづらい能力を見るために、趣向をこらした選考を実施してみても面白いかもしれませんね。