リーダーとは何か

リーダーとは、人を導く人を指す。わざわざ辞書を引くまでもない。

これを会社で言うと、「ここを目指そう」という方向性を社員に語る人ということになる。
それをやらずに今年の売り上げ、今月の利益という目先の短期目標ばかりを見て、社員の尻を叩いている人はリーダーでも経営者でもない、ということだ。
それは単なるマネージャーであり、管理者だ。


では方向性とは何か。分かっているようでとらえどころのない言葉でもあるが、これも会社で言うと、「理念+目標+戦略」を指すことになるだろう。

理念とは、まだそうなっていないけど、将来こういう会社にしたいなという夢や理想のこと。
一言で言うと、「どうなりたい?」という思いだ。

PDCサイクルを回す

但し、「どうなりたい?」という理念だけでは抽象的になってしまうため、ここは理念に数字を加えることが必要だ。

そうすると、目標が生まれる。
そこでまた必要になってくるのが現状認識の共有だ。

つまり、「いまどこにいる?」ということ。
現在の会社の強みや弱み、立ち位置を一部の人間だけでなく、全員で分かち合うことが求められる。

目標と現状の差を理解した上で、次に目標を達成するための戦略と戦術を現場に落とし込んでいく。
これは「何をどうやる?」だ。そして、最後は「どうなった?」となる。

つまり、P(計画)をD(実行)に移して、出てきた結果をC(評価、学習、反省、改善)する。このPDCサイクルを正しく回していくことに他ならない。

極意4点セット

一般的に日本の会社はPとDはできるものの、Cが弱いとよく言われる。
しかし、このCが最も大切なものなのだ。

会社でも個人でも、過去の失敗や経験から学び、同じ失敗を繰り返さず、昨日より今日、明日へと、少しずつレベルアップしていくことが望まれる。

PDに軸足を置いて仕事を進めていると、ハツカネズミのように同じところをぐるぐる回るだけになってしまう。
そうではなく、評価、学習、反省、改善を加えて正しいPDCサイクルを回すことで、昇り竜のごとく業績は高まっていくことになる。

つまり、「どうなりたい?」「いまどこにいる?」「何をどうやる?」「どうなったの?」この4点セットがリーダーシップの極意と言える。

腹に落ちるように説得すること

リーダーなら、上記のことを社員に対して納得性と説得性を持って語れなければならない。

人は頭で理解すると納得はするが、納得するだけでは動かない。
腹に落ちる、腑に落ちるとよく言われるが、その言葉通り、相手が心から共感共鳴するように説得、場合によってはやって見せなければならない。

しかし、ここまでしてもまだリーダーシップ能力の一つでしかないと国際ビジネスブレインの新将命社長は話す。

そのほかにも、「強制目標でなく納得目標を与える」「部下の能力や力量を把握した上で、権限を委譲して任せる」「八つ褒めて二つ叱る」「機会は平等に与え、処遇は公平に下す」ことも必要条件として挙げている。

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