いつもあかるい

「日本一明るい経済新聞」の竹原信夫編集長がいつも口にする言葉がある。

それが「元気な会社の“あいうえお”」だ。
景気に力強さが見られない今日、自らを振り返るためにも、それを試みてみるのは如何だろうか。

まず、“あいうえお”の“あ”は、社長がいつも“あ”かるいということだ。

「儲かっているから明るいというのではダメだ。業績が厳しい時にも明るく振る舞わなければ、社員が不安に思う」と竹原編集長。
厳しい時に暗い顔をしているのでは子供と同じレベルでしかない。ここは鏡の前でニコッと笑って出社することを勧めている。

いしが強い

次に“あいうえお”の“い”は、“い”しが強い、ということ。

「松下幸之助氏の成功の秘訣は成功するまで止めなかったこと。元気な会社も決して右肩上がりに業績が上がるわけではない。むしろ螺旋のような軌道を描きながら上がるもの」と話す。「右肩上がりの一本調子の会社というのは実は危ないもの」と警告を発する。

うんがいい

“う”は、“う”んが良いこと。というより、むしろ運が良いと思い込むこと。

「運が良いと思うことで、自信につながる。自信のあるところに周囲はついてくる」。

交通事故で足の骨を折っても、命が助かって運が良かったと思えるプラス思考ができるかどうかだ。

えんを大切にする

“え”は、“え”んを大切にすること。

円ではなく「縁」だ。自分さえ良ければいいという考えでは縁は広がらない。

「あの社長に昔お世話になったという縁が、苦しい時に助けたろと思ってもらえるようになる」と竹原編集長。

おおきな夢

最後の“お”は、“お”おきな夢だ。

夢はどんなものでも自由だ。「日本で一番大きなビルを持ってやる」といったものでも、面白いかもしれない。

それで、本当に京都で一番大きなビルを建てたあの有名な社長もいる。

元気な会社の番外編

多くの会社を訪問させてもらって、元気の良い会社には共通した特徴があることに気付いた。

その一つは、まず玄関で靴がそろっている会社。そして、トイレがきれいな会社。

二つ目は、社長が朝早くから出社して仕事をしている会社。
ある調査会社の調べでも、社長が朝7時までに来て仕事をしている会社にはほとんど倒産がないという。

そして最後に、夫婦仲が良いこと。
ふらふらになるまで仕事をして家に帰ったとき、女房から「お帰りなさい。ご苦労様」の一言があると、一日の疲れも吹っ飛ぶという。
あまり経験がないが、それはそうだろうと想像はできる。
でもこればかりは元気な会社を作るより難しいかもしれないと思ったりもする。