私は、電話という物が嫌いな現代っ子です。

いつかのテレビ番組内でも、「相手の都合を確認せずに、一方的に急に電話を掛ける行為は、相手にとって迷惑な行為であり、相手の時間を無神経に奪う行為だ」などと、若い中高生が言っていたのを目にしました。

しかし、同番組で出演していた中年のコメンテーターは、スマホを持っておらず、ガラケーを使っていらっしゃるそうで「LINEアプリもしていないんだから電話したほうが早いじゃないか」と言っていました。

ビジネスでも「電話をするやつは、仕事が出来ないやつだ」と言う経営者もいます。
私も、出来れば電話は避けたい性分で、急に電話が掛かって来るとビックリしてしまうので、メールやLINEで、まず、一報を頂きたいと思う部分があり、全てではなくても意見を飲み込める部分があります。

この電話代行という仕事をしてから、
「メールしているけど届いていますか。」とお電話で確認をしてくる方がいらっしゃること、
「メールの文章で伝えるには、どんな文章を打てば良いか悩んでしまったから、電話で直接お話がしたい。」という人、
「メールを打つのが面倒くさい」という人、
「電話すれば何か分かるかなと思った」という人、
「困っているから、とりあえずを電話した」という人。

毎日たくさんの方から、お電話で様々なお問合せを頂きます。
昨今は、ネット社会になったとは言われていますが、やはり一定数は電話派だという方がいらっしゃいます。

実際に、声というものを聞くことで安心できるのは、人間の本質なのでしょうか。
震災があった時にも「声が聞けて安心した」など、インタビューで、よく聞く言葉です。

やはり、実際に代わりの利かない人の存在を感じられる、声を届ける電話というものは、会うことが出来ない人と人を、一番に繋げられるツールなのかもしれません。

メール、FAX、手紙が送れても、リアルタイムで返答が返ってきて相手の息遣いの様子や声の調子を確認出来るツールは、顔が見えない相手とのやり取りで、一番安心が出来るツールとして認識されているのでしょう。

お話を要約することが苦手な方もいらっしゃいます。
自分の気持ちや心情を文字にすることや、言葉にすることが苦手な方もいらっしゃいます。

同じ日本人でも、書面の中だけでは感情を伝えられず、適切な言葉が見つからない場合もあります。
それを一生懸命に伝えようと思うと、脈絡ない文章が続いてしまう可能性があります。
でも、用件だけを書くと不器用な印象や冷たい印象、もしくは怒っている、など勘違いして相手に読み取られることが無いとは言い切れません。

「電話であれば、その心情をその場その場で伝えられるから」
電話派だという方は、そのようなお気持ちなのかもしれません。

たくさんのお電話でのお問合せは、時間効率の費用対効果を考えて、ご面倒に感じることが少々あっても、CUBE電話代行サービスが一次受付を担いますので、ぜひ、法人の皆様のやりとりの潤滑にご活用頂ければ、と思います。

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