先日社内でコミュニケーション研修を受講致しました。
研修では座学の他に色々な実験をしたのですが、その中で改めて視覚情報がない状態で相手に何かを説明する難しさを感じることがありました。
今回はその事についてお話ししたいと思います。

「自分が作った図形を手振り身振りはなしで相手に説明し、お互いにコミュニケーションをとりながら同じ図形を作ることが出来るか」という実験をしました。
まず2人1組になり、それぞれ色も形も大きさも異なる4つのピースを渡されます。
間に仕切りが立てられ、お互いの手元が見えない状態で、まず片方の人が指定された図形を作ります。
説明を聞いた時は、数も少ないし色も形も大きさも違うので、特徴を伝えれば割と作れるのではないかと安易に思っておりました。
ただ実際に始めてみると相手が指定しているピースは分かるものの、どのようにどこに配置をするかという部分でとても苦戦しました。
自分の聞き間違えが原因なのかと何度確認をしても、相手が言っていることが理解できない状態だったですが、その原因は、渡されたピースの色がお互いに違っているという事に気付いていないことでした。相手も自分と同じピースを手渡されているのだろうという思い込みがあり、スタートした時点での確認が出来ておりませんでした。私達以外でもその事が原因で苦戦をしていた方もいて、完成できたチームはありませんでした。

各組1回目の反省を踏まえ、リベンジの2回目も挑戦しました。
1回目よりはうまくコミュニケーションをとって図形を完成できる自信がありましたが、結果としては作る事ができませんでした。
また結局、完成できたチームもたった1組だけでした。
特に2回目はお互い持っている色が違うと分かった上で、色々な言い方で相手に伝えようとするものの、なかなか思うように相手に伝わらないもどかしさを感じました。
完成した物を見た上で改めて説明を聞くと納得する部分もあったのですが、視覚上が何も無いまま、相手からもらった情報を元に一から作り上げることの難しさを改めて感じました。
普段私達もお客様とは顔を合わせることなく、会話だけでコミュニケーションをとっていますが、時々お客様が見ているホームページを一緒に見ながら、案内をすることがあります。
つい同じ画面を見ているはずだからと直ぐに説明をしてしまいがちですが、同じホームページでも見ている画面が違う場合があります。
自分もこうだからと相手もこうだろうと勝手な思い込みはせずに、相手は今どこを見ているのか、どうすればうまく相手に伝わるのかを考えながら、今後も日々精進していきます。

株式会社 大阪エルシーセンター CUBE電話代行サービスグループ
CUBE電話代行サービスでは、実際に電話応対をしているオペレーターが、電話代行サービスの魅力やビジネスに関する情報を発信しています。日頃の電話応対のノウハウや様々な業種の導入事例等、電話応対にお悩みの企業様や、電話代行を検討している方は是非ご覧下さい。