早いもので私も入社してから1年が経とうとしております。仕事の進め方に悩んだり、お客様からの感謝のお言葉を頂戴し喜んだりと、たくさんの経験をした密度の濃い1年だったと思います。

さて先日、社内研修があり参加させて頂きましたが、とても有意義な時間になりました。
その日のテーマは今後のキャリアについて考える事を踏まえ、「今の自分を知る」という内容でございましたが、講師の方が仰る通り、あまり自分の事をよく知らないなと発見し、とても驚きました。

自分の事なのに自分で分からないなんて事はないでしょう、と研修が始まる前は思っていたのですが、いざ書き出してみる、または話してみるとなると途端に固まってしまいました。
仕事中の自分とはいったいどのような姿なのか、少々知るのが怖い気持ちもありながら課題に取り組みました。
その研修のなかで特に今後に役立つなと感じたことをご紹介させて頂けたらと思います。

自分の状態を知る為、波線で表すグラフの作成を致しました。こちらは用紙の真ん中に右に向かって時間軸を設けて水平にのびている線を書き、「良い時」はその線より上部分、「悪い時」は線より下に点を置いてつなげると波線グラフになるという作業です。その点の所にどのような事があってどのように感じていたかを書き添えます。
この作業をしておりますと、辛いと思っていた時期でも必ずそのあと良い方向に上がっていった事が分かり、辛い事だけでなくちゃんと成長しているのではという事が目に見えて分かりますので、肯定的にとらえることが出来ました。
また、つらいことがあった時の事はなるべく触れずに前を向いていこうと思い、落ち込みすぎないようにあまり触れずにいましたが、そこにこそ成長のヒントが隠されておりました。

今回は、グラフを作成しながら様々な思いを振り返り、反省点や良かった事などに気が付く事ができ、時にはこのように自分自身を振り返る時間を設けようと思いました。行った業務の内容や結果、プロセスなどの振り返ることは大事と思い、都度行っておりましたが、そういった事だけでは見えてこなかった事があります。

このグラフをもとに、自分で向き合って頭で考えるだけではなく、内容をほかの人と対話することによって、また違った視点も生まれ、多角的に自分を見つめる事ができました。

業務について考える時間だけが大事だと思っておりましたが、自分を見つめて向き合っていく大切さを学びました。
皆様もぜひ、一度ご自身のことを紙に書き出して見てください。もしかしたら新しい自分を発見し、仕事に活かせるチャンスが生まれるかもしれません。

前の記事:
次の記事: