さて、昨日お伝えしました10月の大型イベント”ハロウィン”について改めてご紹介したいと思います。
ハロウィンは元々海外でメジャーじゃ行事のように思われていましたが、最近では日本でもハロウィンがメジャーになってきて、仮装のための衣装などもあちこちで見かけることができます。
今回は、その仮装の起源についてご紹介します。

ハロウィンとは元々、古代ケルト人によって行われていた新年の始まりを祝うための感謝祭だったといわれています。
ケルト人にとっての新年は11月1日であり、その前日の夜から「サーウィン(Samhain)」と呼ばれるお祭りが行われていたのです。

現在では、ハロウィンといえば西洋を中心に仮装行列などが非常に盛大に行われていますが、元々は素朴で自然崇拝的なものだったと考えられているそうです。
仮装行列が象徴するように、死者の世界や異世界との境界があやふやになり、さまざまな存在が現世にあふれるというのが、ハロウィンのイメージですが、当時はそれだけでなく、収穫と狩猟に感謝するという意味合いがあったようです。

ケルト人は歴史を記録として残す民族ではなかったために、サーウィン=ハロウィンがいつ頃から行われていたのかは定かではありませんが、1890年代に発見された、青銅で作られたケルト人の暦を研究したところ、2000年以上前に、サーウィンが行われていた形跡があるということですので、非常に古いものだということは確かです。

古代のサーウィンでは、家畜の皮を剥いで、その皮を身につけて儀式を行ったといわれており、似たような儀式が古代ローマにも存在しています。古代ローマの場合は家畜の首や毛皮を身につけることで、動物の霊と交流しようとしていたとされています。

こうした動物の霊と一体化し、感謝するための儀式と、死者や霊と同化し、悪いものを寄せ付けないようにするための仮装が、いつしかひとつのものとなり、儀式的な内容よりも、お祭りとしての賑やかさが残ったのが現在のハロウィンの仮装なのです。

現在では、伝統的な霊などの仮装よりも、目立てばなんでもオーケーになってきているようですが、元々は動物や霊といった存在の力を自らに呼び込み、魔を払い、新年に福をもたらすための儀式的仮装だったことを考えると、動物の毛皮や首をかぶるのは無理としても、幽霊や妖精といった超自然的な存在に仮装するほうが、スピリチュアルな意味合いとしては正しいことになりそうですね。
これから仮装をしようと考えている方の参考になれば幸いです。

(参考HP:http://www.cocorila.jp/article/articles.html?num=2012102301)