皆様が“滑舌が悪い”と感じるのはどういった場面でしょうか。
言葉を噛んでしまった時や、自分が言ったことを聞き直された時など、さまざまな場面があるかと思います。
私も滑舌が決して良い方ではなく、入社当初は電話に出続けると、どんどん滑舌が悪くなってきてしまうこともありました。ですが、毎日受電業務を繰り返す中で、口を大きく動かし話すことに気を付けているうち、滑舌で悩むことも少なくなってきました。

滑舌が悪くなる原因は『話し方』、『体の使い方』、『心理的な問題』と大きく分けて3つあるそうです。
たとえば、話す口調が早口であったり、声に抑揚がついていなかったりすると、噛みやすくなって相手にとっては聞き取りづらくなり、暗い話し方をすると声がこもってしまうため、印象も悪くなってしまうのです。
また、呼吸の仕方や姿勢が悪い状態、顔の筋肉の弱さなども滑舌に影響しますし、発声には直接関係がないと思われる体の使い方も滑舌を悪くしてしまうことがあるので、注意が必要です。
さらに、心理的なことも滑舌には大きく影響してきます。
不安が強くなることで体の筋肉が緊張してしまうため、人前で落ち着いて話すことができないといった悩みを抱えている人は多くいらっしゃると思います。
話をする際の自身の気持ちの持ち方についても、気を付けて取り組んでいく必要があります。

日本語はあまり口を大きく動かさなくても、舌の動きだけで話すことができる言語です。
しかし、電話越しであれば直接話すよりもさらにわかりやすく発音をしなければ、相手には伝わりません。
伝えようと思う気持ちを持っていつもより大きく口を動かして話をすること、言葉の母音の音を最後まではっきりと発音することも大切です。
滑舌をよくするためのトレーニングには『外郎売(ういろううり)』と呼ばれるトレーニングがよいそうで、トレーニングすればするほど滑舌がよくなっていくそうです。
『拙者親方と申すは、お立会の中に御存知の方もござりましょうが』というフレーズから始まるこの『外郎売』は、俳優やタレントの養成所、アナウンサーや声優の研修などで発声と滑舌の練習に使われることでも有名です。
難しい内容ではありますが、私もトレーニングの一環として取り入れていこうと思います。

滑舌をよくするというのは、自分のためだけではなく、お客様と円滑なコミュニケーションを取れるようになるためであり、円滑なコミュニケーションは心の安定をも生み出します。
普段の生活からも気を付けていき、電話代行のお仕事の中でも生かしていけるよう、意識して業務に励んでまいりたいと思います。

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