秋といえば食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋などと言いますが、同時に「秋は眠い・・」というお話をよく耳にします。
眠いと感じた分だけしっかり休むことができれば良いのですが、忙しい日々が続くとどうしても睡眠不足になりがちです。最低でも何時間睡眠をとる必要があるのでしょうか。

今回は、人間の睡眠時間は何時間であればベストなのかを調べてみました。

まず、健康的な睡眠時間とはどれくらいでしょうか。
睡眠時間については医学的根拠があいまいな情報も出回っているため、正確に睡眠時間の情報を把握する必要がありそうです。

一般的な回答としては、“8時間以上の睡眠が望ましく、それ以下だと睡眠不足”という話がよくあげられます。
確かに、体調が悪い場合にはよく眠ることで治りが良くなることや、うつ病の場合には、普段より長く眠ることで回復することが、医学会では経験的に確認されているそうです。

それらもふまえて、医学関係者の間でも睡眠は長ければ長い方が良いという人気が生まれ、8時間睡眠が適切だという定説が流れているそうです。
なぜこの8時間睡眠が健康的だと考えられるのでしょうか。
これらを根拠付けるには、いくつかの実験結果が根拠となっているそうです。

調べてみると、一つの事例がありました。
最初の睡眠時間を8時間に設定し、それから徐々に睡眠時間を制限していくことで、どのレベルから人は不眠を感じるようになるかという実験だそうです。
この実験の結果、4時間にしたところから眠気が異常なレベルになることが明らかになったそうです。
また、一晩だけ5時間に制限しても、異常なレベルの眠気にはなりませんが、5時間睡眠を数日続けると、異常なレベルになることも分かっているそうです。
この結果だけ見てみると、人間に最低必要な睡眠時間は5時間以上であり、8時間以上眠れば健康的であると言っても間違いではなさそうです。
しかし、注意すべき点がこのような実験には「就寝時間~起床時間」を睡眠時間といっている点です。
つまり、ここでいう睡眠時間が”寝床で過ごした時間であって、実際に寝ている時間ではない”ということです。例えば、4時間に睡眠を制限した場合では4時間ベッドの上で横になっていたのはたしかですが、実際に4時間寝ていたのか、というとそれはわからないということです。
このような実験結果を基に、算出された睡眠時間は実際の睡眠時間とは異なる可能性があります。このような誤差が生まれる可能性がある実験結果をベースに、8時間睡眠が適切である、と断定するのは非常に危険なことだといえるといえます。

近年では、睡眠時間をより正確に、客観的に測定するため“終夜睡眠ポリグラフ検査”というものを用いたものがあるそうです。それは、脳波や眼球運動・呼吸など、睡眠時の人の睡眠状
態を正確に測定できるものだそうです。
この手法を用いて健康な人の睡眠時間を調査し、それらの研究を全部集め、合計3577人分のデータをまとめた研究があります。

その結果からわかったことは”総睡眠時間は発達・加齢によって減少していく”ということでした。
具体的には、10代前半までは8時間程度ですが、
25歳でおよそ7時間、
45歳でおよそ6.5時間
65歳で6時間と
年齢が上がる毎に、睡眠時間は短くなっていくようです。つまり、全国民に適切な時間があるわけではなく、年齢によって適切な睡眠時間が異なるということだそうです。

必ずしも8時間睡眠をとる必要はなく、その年齢にあった必要睡眠時間をとればいいということであると考えられます。

8時間の睡眠を取る必要がないことはわかってきましたが、では十分だと感じる睡眠をとるにはどうすればいいのかという疑問が残ります。
自分自身にとって、十分だと感じることのできる睡眠時間を見つけるには、どうすればよいのでしょうか。

次回に続きます。

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